- 初めて自分でクリーニングを出す
- どうやるの?
- クリーニングに出す前にすることは?
- 注意点は?
- 初心者でも失敗しないクリーニングの出し方が知りたい!
この記事では、上記の疑問が解決できます。
クリーニングに服を出すことは初めてという人も多いはず。
どのようなクリーニング店を選べばいいのか、どのように衣類を持っていけばいいのか、そしてクリーニング後の衣類の手入れはどうすればいいのかなど、多くの心配事があるかもしれません。
しかし、適切な方法で衣類をクリーニングすれば、その衣類を長く美しく保つことができます。
この記事では、初めてクリーニングに衣類を出す際のポイントを解説します。
この記事の内容を実践することで、初めてのクリーニングに心配な人も安心して服を預けることができ、失敗する心配もなくなりますよ。
クリーニングの種類と特徴とは?
クリーニングは大きく分けて、下記の2種類があり、それぞれメリットやデメリットがありますのでチェックしましょう。
それぞれの特徴を知っておかないと、あなたの要望通りにクリーニングできない確率がグッと高まります。
ドライクリーニング | ウエットクリーニング | |
洗い方 | 油性の溶剤で衣類を洗う | 水で衣類を洗う |
落ちる汚れ | 油溶性の汚れ | 水溶性の汚れ |
メリット | 衣類の型崩れが少ない 色落ちが少ない | 風合いを保てる 汗と臭いが取れる |
デメリット | 水溶性の汚れが落とせない | 油溶性の汚れは落とせない 仕上がりが洗う人の技術に左右される |
ドライクリーニングとは
ドライクリーニングは、水を使わずに化学薬品を使用して洗浄する方法で、デリケートな素材の衣服や油汚れに適しています。
水洗いで縮んでしまうような衣服も安心してクリーニングOK!
スーツやジャケット、コートなどが向いており、一般的にクリーニング店に衣類を出すとドライクリーニングで洗います。
料金も安く型崩れの心配はない反面、汗など水溶性の汚れは落としずらいというデメリットもあるので覚えておきましょう。
ドライクリーニングによって衣服が劣化することがあるため、頻繁に利用することは避けた方が良いでしょう。
さらに、ドライクリーニングによって衣服に残留する化学薬品によって、肌荒れやアレルギー症状が起こることがあります。
そのため、肌が敏感な方やアレルギーのある方は注意が必要です。
ウエットクリーニング(水洗い)とは
水洗いクリーニング(ウエットクリーニング)は、衣服や布製品に水を使って洗浄する方法です。
水を使用するため、汗など水溶性の汚れをきれいに落とすことが得意。
ただし、水洗いクリーニングは、ドライクリーニングよりも料金が高くなります。
ウエットクリーニングは高い技術が必要で、手間がかかる方法です。
なので、ウエットクリーニングを扱うクリーニング店は少ない。
また型崩れしやすく、色落ちしやすい場合があるため、注意が必要です。
スーツは基本水洗いできませんが、高品質なクリーニング店であれば、水洗い可能です。汗が落とせて清潔にスーツを着れますよ!
»断られたクリーニングもおまかせ!ワードローブトリートメント
汗抜きという方法もある
水洗いのクリーニングは、衣類が縮みやすく非常に高い技術が必要なため、取り扱うクリーニング店は多くありません。
料金もドライクリーニングと比べて高いので、安く利用したい場合、ドライクリーニングにオプションの「汗抜き」を注文しましょう。
汗抜きは、水洗いと違い水を使わず特殊な溶剤で、衣類の汗を落とす方法です。
洗浄力は水よりも劣りますが、料金が安いというメリットがうれしいですね。
»【知らないとヤバい】クリーニングの汗抜きの必要性と適切な頻度
クリーニングをする前にするべきこと
クリーニングに服を持っていく前に確認するべきことは、下記の2点です。
- 洗濯表示の確認方法
- ポケットの中身をすべて出す
洗濯表示の確認方法
洗濯表示は、その衣類にどのような洗濯方法が適しているかを示しています。
適切な洗濯方法でクリーニングをすることで、衣類を長持ちさせることができます。
また、洗濯表示を無視してクリーニングをすると、縮んだり色落ちしたりといったトラブルが発生する可能性があるので注意しましょう。
ドライクリーニングのマークは下記の通り。×(バツ)は、ドライクリーニングできない衣類なので注意です。
水洗いのマークは下記の通り。×(バツ)は、水洗いできない衣類なのでよくチェックしましょう。
マーク | 意味 |
①丸にW | 水洗いできる |
②丸にW、下線が一本 | 弱い水洗いならできる |
③丸にW、下線が二本 | さらに弱い水洗いならできる |
④丸にW、× | 水洗いができない |
ドライクリーニングや水洗い(ウエットクリーニング)の表記がない服があります。
基本的に、クリーニングチェーン店で洗濯表記がない服は、クリーニングできません。
ただし、高品質なクリーニング店では、洗濯表示がない服でも洗うことが可能でした!
私も古着で一部革のジャケットを、キレイナで水洗いしてもらいました。興味がある人は下記のリンクをチェックしてみてください。
ポケットの中身をすべて出す
クリーニングをする前に必ずポケットの中身をすべて出しましょう。
ポケットに入ったままのコインやボタンがクリーニング機に詰まってしまい、機械が故障してしまうことがあります。
また、ポケットに入ったままのハンカチやティッシュがクリーニング中に解けて、衣類にくっついてしまうこともありますので絶対にポケットの中身は空にしましょうね。
クリーニングの持ち込み方法
クリーニングを持ち込む際は、クリーニング店の営業時間や場所を確認し、必要なら事前に予約をしてから持ち込むことが大切です。
クリーニング店によって営業時間や受け付け時間が異なる場合があります。
例えば、近くのクリーニング店の営業時間が不明な場合は、事前に電話やウェブサイトで確認することをおすすめします。
また、週末や祝日は混雑するため、予約をしてから持ち込むことで待ち時間を短縮できます。
クリーニングの受け付け方法
クリーニングの受付手順は下記の通りです。
- クリーニング店に来店する
- 店員に衣類の種類を伝え、汚れについて相談
- 洗うコースを決め、料金を払う
店舗に直接持ち込む場合、街中にあるクリーニング店舗に直接行くことができます。
店舗に入って、店員にクリーニングを受け付けてもらってください。
店員とのやりとりで、料金や受け取り日などを確認し、受付時に支払いをすることが一般的です。
要望や指示の伝え方
クリーニング店でのクリーニングは、お客様の要望に沿ったクリーニングを行うことが大切です。
しかし、クリーニング業者は多くのお客様からの依頼を受けるため、要望や指示が具体的でないと希望と異なる仕上がりになってしまうことがあります。
要望や指示は事前にまとめて用意し、クリーニング店に伝える際には具体的かつ明確に伝えることが大切です。
例えば衣類にシミがある場合、シミの種類や部位によっては、特殊な処理が必要となります。
このような場合には、クリーニング店にシミの状況を説明し、特殊な処理が必要かどうかを伝えることが大切ですよ。
店員とのコミュニケーションが苦手な人は、宅配クリーニングを使ってみてもいいでしょう。宅配クリーニングの選び方が知りたい人は下記の記事をチェックしてください。
クリーニング後の受け取り方法
最後に、クリーニングが終わったら受け取り方法についても確認しましょう。
- 事前に決めた受け取り日時に合わせて店舗へ足を運ぶ。
- 代理での受け取りの場合は委任状が必要となる場合があるので確認する。
- 受け取り時に品物の確認を怠らず、問題があった場合は即座にクレームを申し立てる。
受け取ったら、クリーニングされた衣類の状態をすぐにチェックしてください。
クリーニング後の取り扱いと注意点
クリーニングされた衣類を受け取ったら、すぐに下記をやってください。
- クリーニング後はすぐに衣類をチェック
- ビニールカバーはすぐに外す
- スーツ専用ハンガーに替える
クリーニング後はすぐに衣類をチェックする
クリーニング後の衣類には、破損や汚れが残っている場合があります。
特に、デリケートな素材の衣類や細かい装飾がある衣類は、クリーニング後のチェックが重要!
またクリーニング店で破損や汚れが残っていた場合でも、持ち帰ってから数日経ってから発見することがあるため、早めにチェックすることが必要です。
私も以前、お気に入りのジャケットのボタンが取れていたことがありました。受け取り後は、必ず衣類を確認しましょう。
ビニールカバーはすぐに外す
クリーニング後の衣類は湿気を含んでいるため、ビニールカバーで包まれたまま放置するとカビや臭いの原因となります。
特に夏場や湿気の多い場所では注意が必要!
また、長期間ビニールカバーに包まれたままの衣類は劣化しやすく、黄ばみやシミの原因にもなります。
スーツ専用ハンガーに替える
スーツを保管する際は、スーツ専用のハンガーを使いましょう。
スーツ専用のハンガーは、肩幅やアームホールの形状に合わせて作られているため、スーツを美しく保ちます。
クリーニングでもらうハンガーは、スーツの肩幅に合わせられていません。
肩部分がねじれてしまい、シワができたり形が崩れたりする原因になります。
クリーニング品に問題があった場合のクレーム対応方法
もしクリーニング品に問題があった場合、まずはクリーニング店舗に連絡をすることが大切です。
電話やメールで連絡することができる場合もありますが、できるだけ直接店舗に足を運んで、担当者に直接話を聞くようにしましょう。
クレームは自分が求める解決策をはっきりと伝えることが大切です。
再度クリーニングすることや、修理することに同意した場合、必要な費用や日数について確認しましょう。
また、クリーニング品の価値が高い場合には、保険などに加入しているか、弁償に対応可能か確認することも重要です。
クリーニングの出し方まとめ
クリーニングの出し方について、持って行く前にすべきことや注意点などについて、ご理解いただけたと思います。
この記事で書いたことを実践すれば、初めてクリーニングを利用する人も、迷いなく服を預けることができますよ。
今回紹介したクリーニングの出し方のポイントは、次の通りです。
- クリーニングには、ドライクリーニングとウェットクリーニングの2種類がある
- 一般的にはドライクリーニングのお店が多い
- ドライクリーニングは、型崩れしにくいが、汗の汚れは落とせない
- ウエットクリーニングは、汗の汚れを落とせるが料金が高く、扱ってるお店も少ない
- クリーニング前は、ポケットの中身を全て出す
- 洗濯表示をチェックする
- 店員に汚れた個所、要望をはっきりと伝える
- 受け取り後は、すぐに汚れをチェック、ビニールカバーを外して太いハンガーに替える
- クリーニング品に問題があった場合は、業者に連絡し、保証内容や対応方法を確認する
最後までお読みいただき、ありがとうございました。