【ニットの干し方】もう伸びない・シワにならない！洗い方から保管まで徹底解説

この記事では、上記の疑問を解決できます。

手軽に着られておしゃれなニットアイテムは、誰もが一枚は持っているはず。

しかし、洗濯をした時の干し方に悩んだことはありませんか？

そこで、本記事ではニットアイテムの洗い方や干し方や保管方法まで、正しい手入れ方法を実例を交えて分かりやすく紹介します。

この記事を読み実践することで、今後は正しいケアでニットアイテムを長持ちさせることができ、いつでもおしゃれな着こなしを楽しめますよ。

記事後半では、ニットのほつれや毛玉取りもしてくれる、おすすめの宅配クリーニングを紹介しています。

ニットを干す前に知っておくべきこと

洗濯後にニットが大きくなってしまったり、肩の部分が伸びてしまったり、困っている人も多いと思います。

ニットが伸びたり、型崩れするのはなぜ？

繊維が伸縮性や柔軟性を利用して、ニットは編まれています。

しかし、水分や重力の外力によって繊維が変形し、編み目が歪むことで、ニットが伸びたり型崩れすることがあります。

この現象は、繊維の種類や編み目の種類によっても影響を受けることを覚えておきましょう。

ニットが伸びたり型崩れするのは、水分や重力などの外力が原因で、繊維の伸縮性や柔らかさを利用して編み込まれた編み目が歪むためです。

ニットを干す前にチェックすること

ニットを干す前にチェックするべき3つのポイントは下記のとおりです。

直射日光を避けること

直射日光はニットの繊維を劣化させ、色落ちや色あせの原因となります。

また、太陽の熱によってニットが縮んだり、変形したりする可能性もあります。

夏の日差しが強い日中にニットを干した場合、数時間で色あせが起きたり、繊維が劣化したりすることがあるので注意しましょう。

なので、直射日光を避け、風通しの良い場所でニットを干すことが大切です。

風通しの良い場所に干すこと

風通しの良い場所でニットを干すことで、ニットが劣化するのを防ぎ、臭いを防ぐことができます。

湿気の多い場所や風の通りが悪い場所では、ニットがカビや臭いの原因となることがありますので、できるだけ避けるべきです。

干す前に形を整えること

ニット製品は素材や編み方によって伸縮性があるため、干す前に形を整えないと、伸びたり、縮んだりしてしまうことがあります。

形を整えることで、ニット製品のシルエットを保ち、長持ちさせることができます。

ニットのセーターを干す前整える方法としては、以下のようなものがあります。

もう伸びない！ニットの干し方

ニットやセーターを干す4つの方法を紹介します。

一番おすすめ！平干しネットを使うニットの干し方

結論から言うと、平干しネットに入れて干すことが一番おすすめ。

干しネットに入れることで、ニットが伸びたり歪んだりするのを防ぎ、形をキープすることができます。

また、平らにニットを置けるので、ニットが早く乾くメリットもありますよ。

ニットやセーターが干すときに型崩れしないので、一番のおすすめ方法ですが、平干しネットを別に購入しないといけないデメリットもあります。

ピンチハンガーを平干しネットの代わりに使う

平干しネットがない場合は、ピンチハンガーを使うことができます。

方法は、ピンチハンガーにニットを乗せるだけ。

ピンチハンガーは、ニットを引っ張りすぎずに吊るすことができ、ニットの形をキープすることができます。

ヒルナンデスでも紹介！ハンガーを使ったニットの干し方

ハンガーにただかけるだけでは、ニットが伸びるので、絶対にやめましょう。

ここで紹介するのは、情報テレビ「ヒルナンデス」で紹介された、特殊な方法です。

この方法を使えば、ハンガー1本でもニットが伸びるリスクを減らせます。

まずは、ハンガーにかけたニットの腕を肩にかけます。

両肩にかけた後、下の部分はもう一本のハンガーにかけて干してください。

ニットを室内で干すメリットとデメリット

ここで紹介する部屋干しのメリット・デメリットをまとめると下記の通りです。

部屋干しのメリット

室内では温度が一定に保たれているため、天候によって乾き方にムラがでません。

また外気に比べて風が通りにくく、風による繊維の摩擦が少なく、ニットが傷まないというメリットもあります。

部屋干しのデメリット

室内に干す場合、湿気がこもりやすく、ニットの臭いやカビの発生リスクが高まる可能性があることも指摘されています。

室内でのニットの干し方を実践する人は多いですが、湿度が高いためにニットがカビ臭くなってしまった人も多いでしょう。

また特に夏場や梅雨の時期には、室内に干しているとカビが発生することがあるため、十分に注意が必要です。

ニットを室内で干す方法のポイント

ニットを室内で干す場合、湿度や風通しの良さが重要になってきます。

以下に、ニットを室内で干す際のポイントをまとめました。

湿度を調整する

室内の湿度が高いと、ニットが乾きにくくなります。

乾燥器が使えない場合は、除湿器を使ったり、窓を開けて風を通したりすることで湿度を下げることができますよ。

逆に、湿度が低すぎるとニットが乾燥しすぎてしまい、縮んだり型崩れしたりする恐れがあります。

早く乾かしたいときは20度以上、50度未満の湿度を維持した環境を作りましょう。

風通しを良くする

室内でニットを干す場合、風通しが悪くなることがあります。

窓を開けて風を入れたり、扇風機を使って空気を循環させたりすることで、風通しを良くしましょう。

陰干しをする

室内でニットを干す場合、直射日光が当たる場所に干すと、色あせや縮みの原因になることがあります。

そのため、日光の当たらない場所に干すことが重要です。

乾燥機のように温風が出る場所に干すと、ニットが傷んでしまうことがあるので、避けるようにしましょう。

屋外でニットを干すメリットとデメリット

ニットを屋外で干すメリット・デメリットをまとめると下記の通りです。

屋外でのニット干しについては繊維製品試験研究所によると、風通しの良い場所で日陰に干すことで、ニオイや湿気が発生しにくいとされています。

また、紫外線の殺菌作用で雑菌の繁殖を防ぐことができます。

一方、洋裁学校協会によると直射日光が当たる場所で干しすぎると、色落ちや型崩れの原因になるため適度な日陰で干すように注意が必要です。

屋外でのニット干しは、晴れた日に日陰に干すのが理想的です。

風通しの良い場所を選んで、平らに広げたり、ハンガーにかけたりして干します。

ただし、風が強い日や雨の降りそうな日は避け、直射日光が当たる場所では長時間干しすぎないように注意が必要ですよ。

また場所や季節によっては、虫食いのリスクもあるため、虫よけ対策をすることも重要です。

屋外でニットを干す方法のポイント

屋外でニットを干す場合には、日当たりが良く風通しの良い場所を選び、直射日光や雨・風から守ることが重要です。

ポイントをまとめると下記の通りです。

日当たりの良い風通しの良い場所を選ぶ

直射日光に当たると、色あせや変色の原因になります。

日差しが強い場合は、直射日光が当たると色落ちや変色の原因になるため、日陰に置いて干しましょう。

ただし、陰干しになりますので、乾燥に時間がかかる場合があります。

そのため、乾燥が遅い場合は風通しのよい室内に移動させ、完全に乾いたら再び屋外に出してしっかり乾かしましょう。

雨や風から守る

屋外での干し方は、天候に左右されます。

天気が悪い場合には、室内に干すか、室内干しに切り替えることが必要ですよ。

雨や風に当たるとニットが濡れてしまい、乾きにくくなり、形崩れや伸びてしまう原因になります。

脱水や絞りは軽く行う

洗濯機での脱水や絞りは、できるだけ軽く行います。

特にウール素材のニットは、強く絞ると伸びてしまうため、注意が必要ですよ。

また脱水時に衣類を丸めると、シワや型崩れの原因になるため、避けるようにしてください。

ニット・セーターの縮みを防ぐ洗濯方法

ニットやセーターは繊細な素材のため、適切な洗濯方法を選ぶことが重要です。

ここでは、ニットを手洗いする方法と洗濯機で洗う方法について紹介します。

ニットを手洗いする

ニットを手洗いする場合は、中性洗剤を使い、優しく手洗いし、水気をしっかり切ってから平たく形を整えて干すことが大切です。

手洗いは、摩擦による毛羽立ちや縮みを防ぐことができます。

また、中性洗剤を使用することで、ニットの素材を傷めることなく汚れを落とすことができます。

水気は手で軽く絞り、洗濯機で短時間で脱水すれば、早く乾きますよ。

手洗いは、下記の方法で行ってください。

手洗いは、繊細な素材のニットを丁寧に扱える方法です。

中性洗剤を使い、優しく手洗いして水気をしっかり切ってから形を整えて干すことが大切です。

ニットを洗濯機で洗う

洗濯機でニットを洗う場合は、必ず手洗いコースを使用し、ネットに入れて洗うことが大切です。

ニット・セーターは、手洗いが推奨される理由として、洗濯機の強い摩擦によって毛玉や縮みが発生することが挙げられます。

しかし、現在の洗濯機には、ニット・セーター用の洗濯モードや手洗いモードが搭載されているものが多く、それらを使うことで摩擦を抑えることができますよ。

また、洗濯ネットを使うことで衣類同士の摩擦を防いで、毛玉や形崩れを予防することができます。

ニットを洗濯する頻度

ニットを洗濯する頻度は、使用頻度や着用環境によって異なりますが、一般的にはワンシーズンに一回がおすすめです。

頻繁に洗濯しすぎると糸が痛んだり、形が崩れたりすることがあります。

そのため、使用頻度や着用環境に合わせて洗濯の頻度を調整することが大切ですよ。

ニットを洗うときのおすすめ洗剤

ニットを洗うときには、中性洗剤や漂白剤不要の洗剤を選びましょう。

特に天然素材のニットはデリケートなので、中性の洗剤で洗うことがおすすめです。

ニットについたシワの伸ばし方

気を付けて洗濯して干したんだけど、それでもシワができることもあるでしょう。

そんな時に、シワを取る方法を知っておくと便利ですよ。

シワの取り方は、下記の通りです。

スチームアイロンでシワを取る

スチームアイロンは、ニットの繊維を傷めずにシワを伸ばすことができます。

また、スチームを使うことで、ニットの繊維が柔らかくなり、シワが伸びやすくなるため、効果的ですよ。

ここでポイントは、アイロンをニットに押し付けずに、若干浮かせてかけることです。

ドライヤーでシワを取る

ドライヤーを使用してニットについたシワを取る方法もありますが、湿らせたタオルをニットの上に敷いて行うことが重要です。

ニットが熱くなりすぎないように注意しながら行いましょう。

直接ニットに温風を当てると、繊維が痛んだり、縮んだりすることがあります。

しかし、湿らせたタオルをニットの上に敷くことで、ニットを保護しながらシワを伸ばすことができます。

おすすめの宅配クリーニング5つ

これまでニットの干し方・洗い方を紹介してきましたが、気を付けることが多くて面倒くさい人も多いと思います。

そこで、ニットのクリーニングにおすすめの宅配クリーニングを紹介します。

宅配クリーニング	ニットのブランド	洗い方	形式	料金目安	送料	送料無料	会費	最短納期	再仕上げ期間	コンビニ集荷	公式サイト
ワードローブトリートメント	ハイブランド	ウェットクリーニング（水洗い）	一点型	セーター：3,850円 カーディガン:3,850円 ニットベスト：3,410円 マフラー：3,850円	2,000円 北海道・沖縄地区・離島は送料無料不可	20,000円以上 北海道・沖縄地区およびその他離島は除く	無料	2週間	6カ月以内	NO	詳細を見る
キレイナ	ハイブランド	ウェットクリーニング（水洗い）	一点型	セーター：2,750円 カーディガン：2,750円 ロングニット：3,300円 マフラー：2,750円	片道：1,100円 往復：2,200円 北海道・沖縄・離島：別途2,200円追加	8,000円以上：片道無料 12,000円以上：往復無料	無料	2週間後	30日以内	NO	詳細を見る
ルッソ	ハイブランド	ドライクリーニング カビ・汚れ・汗抜きウォッシュ：880円/着	パック型	衣類5点：12,980円 （2.596円/着）	無料 北海道、離島：2,200円 沖縄：5,500円（税込）	無料	無料	8日後	お客さんの希望に出来るだけ沿う。品物の状況によっても違う。	ヤマトの１４０サイズor１６０サイズが良いならOK	詳細を見る
リネット（有料会員）	ファストファッション	ドライクリーニング ディープクレンジング仕上げ：990円/着	一点型	セーター：649円 カーディガン：858円 ニットジャケット：1,133円 マフラー：770円	1,980円 北海道・沖縄：2,600円 初回は送料無料	3,000円以上	通常会員：0円 有料会員：429円/月 入会から2ヶ月、会費無料	2日後	30日以内	2回目からOK	詳細を見る
クリーニングモンスター	ファストファッション	ドライクリーニング 不入流特殊しみ抜き無料	パック型	衣類5点：9,790円 （1,484円/着） ＋1点無料なので、6点計算	無料 北海道・一部離島：2,000円、沖縄：4,000円	無料	無料	4日後	30日以内	OK	詳細を見る

【最高の品質を求めるなら】ワードローブトリートメント

ハイブランドのカシミヤ製品など、自分の大切な衣類を安心して任せられる。

一般のクリーニング店では断られる「やっかいなシミ」もおまかせできます。

【洗濯タグなしOK！】いつも水洗いできるキレイナ

ハイブランドのカシミヤ製品を安心して任せられる、品質重視のクリーニング。

高い技術がいる水洗いもできる技術スタッフは、元々ウェディングドレスや舞台衣装など特殊な衣類のメンテナンス・クリーニングを行っていました。

【高品質なパック型】ルッソ

高品質なクリーニングをパック型で提供している宅配クリーニングです。

パック型にすることで、複数の衣類を一度に洗えて、一枚当たりの料金も安くなります。

【最短2日後に届く！】使いやすさNo.1のリネット

東京23区+一部地域限定で朝は6時から、夜は24時までの集配サービスがあるので、時間に余裕がない人にも便利なサービス。

入会から2カ月間の会費は発生しないので、試しに一回使ってみるのもありです。

【圧倒的なコスパ！】まとめて洗うならクリーニングモンスター

さらに衣類パックは+1～3点無料なので、一枚当たりの料金が安い。

衣類5点パック（＋1点無料）だと、一着の料金目安が1,484円。

ニットの干し方まとめ

ニット製品はデリケートな素材であり、正しい洗濯やシワ伸ばし方法を知らないと縮んでしまったり、毛玉ができたりする可能性があります。

この記事では、ニット製品を長持ちさせるために、手洗いや洗濯機での洗濯方法、シワ伸ばし方法、おすすめの宅配クリーニングについて紹介してきました。

以上のポイントを頭に入れて、正しい洗濯方法やシワ伸ばし方法を実践することで、ニット製品を長持ちさせることができます。

デリケートな素材であるニット製品を正しく扱うことで、より長く愛用することができますよ。