洗濯機を掃除したい
オキシクリーンを使うと壊れるって聞くけど本当?
洗濯槽専用のクリーナーを使うべき?
この記事では、上記の疑問を解決できます。
結論からいうと、洗濯槽は専用のクリーナーを使うべきです。
オキシクリーンでも洗濯槽は可能ですが、リスクを理解し注意点を守らなければ、取り返しのつかないことになるでしょう。
運営者のなかむです。
洗濯機が汚れていると、毎日の洗濯も意味がありません。洗濯槽をすることで、洗濯機をカビから守りましょう。
そこでこの記事では、洗濯槽にオキシクリーンを使うことのリスクと注意点を解説したうえで、専用クリーナーを使うべき理由を紹介します。
記事後半では、実際に自宅の洗濯機をクリーナーで洗濯槽をするやり方を、写真付きで解説していますので参考にしてくださいね。
オキシクリーンで洗濯機が壊れる原因とは?
オキシクリーンが洗濯機を壊す原因を3つにまとめます。
- ドラム式洗濯機は泡だちに弱い
- オキシクリーンの溶け残り
- ステンレスの腐食
ドラム式洗濯機は泡だちに弱い
ドラム式洗濯機は回転によって洗濯物を洗う構造上、洗剤の泡が強くなりすぎると、回転が妨げられてしまうことがあります。
そのため、泡立ちが少ない液体洗剤が推奨されています。
オキシクリーンを使って洗濯した際、泡立ちが強すぎてドラムが回らなくなったというユーザーの報告があるので注意しましょう。
オキシクリーンの溶け残り
オキシクリーンが溶け残ると、洗濯機内部や洗濯物に付着し、洗濯機の故障原因となることがある。
オキシクリーンで洗濯槽をする時は、お湯を使ってしっかり溶かしてから、使いましょう。
オキシクリーンの使用後には、溶け残りがないか確認することが重要です。
ステンレスの腐食
オキシクリーンは弱アルカリ性なので、アルミなどは黒ずんでしまう危険があるため、ステンレス以外の金属には使用しないでください。
ステンレスは錆びにくく耐食性に優れた素材であり、一般的には洗剤による腐食には強いとされています。
ただしステンレスでも、長時間浸けるとステンレス表面の酸化被膜を溶解させることがあるため、腐食の原因になることがあります。
アルミにオキシクリーンを使って黒ずんでしまった報告もあるので、よく注意して使ってくださいね。
オキシクリーンで洗濯機を洗うメリット2つ
オキシクリーンで洗濯槽をするメリット2つをまとめました。
- 節約になる
- 酸素系漂白剤なので安全
洗濯機用のクリーナーを買わなくていいので節約になる
オキシクリーンで洗濯機を洗うことにより、洗濯機用のハイターや洗濯槽クリーナーを購入する必要がなくなり節約になります。
洗濯機用のハイターや洗濯槽クリーナーは、洗濯機の汚れを落とすために販売されていますが、オキシクリーンでも代用可能なのでコストパフォーマンスが高いです。
また、オキシクリーンは市販の洗濯用洗剤と一緒に使用することができるため、余分な費用をかけずに洗濯機のお手入れができますよ。
ただし、洗濯機が壊れるリスクもあるので、注意点をちゃんと確認して使用してください。詳しくは記事内のオキシクリーンで洗濯機が壊れる原因でまとめています。
オキシクリーンは、掃除や衣類のしみ抜きなど、広い目的で使用できます。
特に私はシャツの黄ばみ落としに愛用しています。
オキシクリーンを使ったシャツの黄ばみの落とし方をまとめています。興味がある人は下記の記事をチェックしてみてください。
酸素系漂白剤なので安全
オキシクリーンは、酸素系漂白剤であり、塩素系漂白剤と比較して以下のような特徴があります。
- 繊維に優しい
- 環境にやさしい
- 安全
塩素系漂白剤は、強い漂白作用がありますが人体に有害な気体を発生させたり、衣服を傷めたりすることがあります。
ただし、オキシクリーンを使う際にも換気は必ず行ってくださいね。
オキシクリーンで洗濯槽を掃除するデメリット3つ
オキシクリーンを使って洗濯槽の掃除をするデメリットを3つにまとめました。
- 洗濯機が壊れる危険がある
- 洗濯槽の掃除にお湯を使う必要がある
- 浸け置き時間が必要
洗濯機が壊れる危険がある
オキシクリーンは、洗濯機の機種や素材によっては、腐食や劣化の原因となる場合があります。
メーカーによって、オキシクリーンを使用することで保証が無効になる場合がありますので、注意が必要ですね。
オキシクリーンを使用して洗濯機が壊れたという報告もありますよ。
洗濯機が壊れる原因について、詳しくは記事内のオキシクリーンで洗濯機が壊れる原因でまとめています。
洗濯槽の掃除にお湯を使う必要がある
オキシクリーンは、酸素系漂白剤であるため、効果を発揮するためには一定温度以上のお湯が必要です。
また、記事前半のオキシクリーンが原因で洗濯機が壊れる原因の一つに、オキシクリーンの溶け残りがあると説明しました。
オキシクリーンを溶かすためには、40℃以上のお湯に溶かした液体を準備するか、洗濯機の中にお湯を入れるホースを準備する日羽陽があります。
浸け置き時間が必要
オキシクリーンの洗浄効果を発揮するためには、3~4時間程度の浸け置きが必要です。
忙しい人や、休日はあまり家にいない人にとっては面倒くさいですし、半日作業になりますね。
また、前述したデメリットの通り、ステンレスでもオキシクリーンに長時間浸けこむと腐食する恐れがあります。
このようなデメリットを考えた場合、オキシクリーンよりも洗濯槽クリーナーを使う方が良いと考えます。
洗濯機が壊れるのが心配ならクリーナーを使うべき理由
洗濯機のメンテナンスについて、オキシクリーンを使うことによるメリットやデメリットを見てきましたが、洗濯機が壊れるのが心配ならクリーナーを使うことをおすすめします。
オキシクリーンは、洗浄力が強い反面、洗濯機の構造によっては損傷を与える可能性があるというデメリットがあります。
特にドラム式洗濯機は泡だちに弱く、オキシクリーンが原因で洗濯槽のパッキンやフィルターが破損することがあります。
また、ステンレスの腐食を招くこともあるため、注意が必要です。
クリーナーは洗濯機にやさしく、しっかりと洗浄することができます。
洗濯槽のパッキンやフィルターにも影響を与えにくいため、洗濯機を壊す心配がありません。
また、洗濯槽内に残ったカビや汚れをきれいに落としてくれるため、衛生的に保つことができます。
ラベルにも縦型・ドラム式にも使用できるとしっかりと明記さえていますので、洗濯機が壊れるリスクがありません。
以上の理由から、洗濯槽の掃除をする場合は、オキシクリーンよりも専用のクリーナーを使うことをおすすめします。
洗濯槽クリーナーを使うメリット3つ
クリーナーで洗濯槽をするメリットを2つにまとめました。
- 縦型、ドラム式洗濯機に使える
- 槽洗浄が水だけでできる
- 浸け置き不要タイプなら時短ができる
縦型、ドラム式洗濯機に使える
クリーナーは、縦型、ドラム式洗濯機の両方で使うことができます。
一方で、オキシクリーンなどの他のクリーナーは、ドラム式洗濯機で利用すると故障の原因にもなります。
故障のリスクを考えると、専用のクリーナーを使うことをおすすめします。
槽洗浄が水だけでできる
クリーナーを使うと、洗濯槽をきれいにするのに水だけで済むので、お湯を準備する必要がありません。
クリーナーは、汚れやカビを強力に除去するための特別な成分を含んでいるため、水だけで十分な洗浄効果が得られます。
一方で、オキシクリーンはお湯でしっかり溶かして使用しないと、洗濯機の故障の原因にもなるので注意が必要ですよ。
浸け置き不要タイプなら時短ができる
洗濯槽クリーナーには、浸け置きタイプと浸け置き不要タイプがあり、時短目的なら浸け置き不要タイプが便利です。
浸け置きタイプは、最低3時間は浸け置きしないといけませんが、浸け置きなしのクリーナーであれば、1サイクル(洗濯・すすぎ・脱水)で十分。
ちなみに、オキシクリーンを使う場合も、浸け置きが必要です。
私のように一人暮らしの人や、忙しい人にも時短可能な浸け置きなしタイプのクリーナーは便利ですね。
私は掃除もしたいけど、時短も重要ということで下記のクリーナーを選びました。
クリーナーで洗濯槽を使うデメリット2つ
クリーナーで洗濯槽の掃除をするデメリットを2つにまとめました。
- オキシクリーンとは別に購入する必要がある
- 塩素型漂白剤は人体に危険を及ぼす
オキシクリーンとは別に購入する必要がある
オキシクリーンは、掃除にも服の黄ばみを取ることにも使えます。
ミニマリストや物を多く持ちたくない人にとって、オキシクリーン一つで何でもできる方が都合が良いのではないでしょうか。
またクリーナーは一回の使いきりなので、洗濯槽の掃除をするたび購入する必要があるので、容量が大きなオキシクリーンよりお金がかかります。
しかし、洗濯機の故障のリスクを考えた結果、毎回購入する必要があってもクリーナーの方がおすすめですよ。
塩素型漂白剤は人体に危険を及ぼす
塩素型漂白剤は誤った使用方法により、肺や皮膚に悪影響を及ぼす場合があります。
また、環境への影響も大きいため、正しい使用方法に注意することが重要です。
クリーナーを使う場合は、絶対に換気をして、ゴム手袋を着用してください。目に入った場合、すぐに水で洗い流しましょう!
洗濯槽の掃除の前に用意するものは?
洗濯槽の掃除をする前に用意するものをまとめました。
- クリーナー(塩素系漂白剤)
- ゴム手袋
- マスク
践祚系漂白剤は皮膚に対する刺激が強いので、必ずゴム手袋を着用してください。
そして、絶対に換気をすること。
人によって気持ち悪くなるかもしれないので、マスクもしていれば安心ですね。
塩素系漂白剤を利用したことによる中毒事故の報告もあります。塩素系漂白剤が皮膚につかない、口に入らないように細心の注意を払ってください。
浸け置きするなら網も用意する
洗濯槽掃除のとき、浮いてきた汚れを取るための網があれば便利ですが、わざわざ買うのが面倒な人に朗報です。
網がなければ、ペットボトルとキッチンネットで代用できます。
- ペットボトルを切る
- キッチンネットをかぶせるだけ
網をわざわざ買う必要がなく、そのままゴミとして捨てることが出来るので便利ですよ。
【浸け置き不要】洗濯槽クリーナーの使い方
クリーナーを使った洗濯槽の掃除は、5つのステップで行います。
今回はクリーナーのラベルに書いてある洗い方に従って、掃除を行いました。
- クリーナーを一本丸ごと入れる
- 標準コースで洗濯機を回す
- クリーナーの臭いがなくなるまですすぐ
また、掃除を始める前に、洗濯機のフィルターの中のごみを取っておきましょう。
フィルターの中は、思ったよりゴミが貯まってますので、掃除する時に一緒にきれいにしちゃいましょう。
ステップ1.クリーナーを一本丸ごと入れる
電源を入れてから、クリーナーを洗濯機に入れましょう。
クリーナーは一回の掃除で一本を使い切ります。
容量を守らないと、効果が発揮されない場合があるので、注意しましょう。
ステップ2.標準コースで洗濯機を回す
「標準コース」をワンサイクル運転します。
ワンサイクルとは、洗濯・すすぎ・脱水まで行うことです。
この時、給水は一番高水位までしましょう。
ステップ3.クリーナーの臭いがなくなるまですすぐ
標準コースの1サイクルが終わったあと、汚れが洗濯機内にある場合、さらにすすぎを2~3回行ってください。
洗濯槽の掃除が終わったあとは、洗濯機にクリーナーの臭いが残っています。
なので、すすいでクリーナーの臭いがなくなるまで洗いましょう。
洗濯槽の掃除でよく見る「黒いワカメのような汚れ」は発生しませんでした。間違ったのかと思って、もう一回「槽洗浄コース」でやり直してみましたが、結果は同じでした。
クリーナーのラベルにも、もっと洗浄効果を高めたい場合は、3時間ほどのつけ置きが効果的と記載されています。
今回は、時短も目的の一つなので、今回は満足の行く結果となりました。
【一人暮らし必見】洗濯槽の掃除の頻度は?
洗濯槽の掃除の頻度は、一般的には1ヶ月に1回が適切とされています。
使用頻度や湿度の高い環境などによっては、最低でも2ヶ月に一回の頻度で掃除する必要がるでしょう。
私は一人暮らしで洗濯機は毎日使います。一年はほったらかしていた結果、カビを取るにも時間がかかってしまいました。
日ごろからできる洗濯槽のカビ予防
洗濯槽のカビを防ぐ予防方法をまとめました。
- 洗剤を使いすぎない
- 洗濯機のふたを開けておく
- 月に一度の槽洗浄
洗剤の溶け残りはカビのえさになりますので、容量を守って使ったり、粉末を液体タイプの洗剤に替えたり工夫しましょう。
また、洗濯機は使わないときも、ふたを開けて通気性を良くしてください。
ただし、一番の予防は月に一度の洗濯槽の洗浄です。塩素系漂白剤の洗浄が効果的、使い方は記事内の洗濯槽クリーナーの使い方で紹介しています。
洗濯槽の掃除はクリーナーがおすすめまとめ
重要店をまとめると下記の通りです。
- オキシクリーンで洗濯槽の掃除は可能だが、
- オキシクリーンでは洗濯機の故障のリスク、浸け置き時間が長いデメリットがある
- リスクが心配なら、専用クリーナー(塩素系漂白剤)を利用する
- クリーナーであれば、洗濯機が壊れる心配がなく、時短にもなる
- 理想は月1回の洗濯槽の掃除をする
- 洗濯機は使わないときはフタをあけ、換気してカビの発生を防止する
一人暮らしの方も、洗濯機のカビに悩まされないように、定期的な掃除と予防対策を行いましょう。
洗濯機の掃除が面倒な場合は、クリーニング業者に依頼することもできますよ。
以上のように、洗濯機のカビ問題は、掃除と予防で解決することができます。
清潔に保つことで衣服の匂いや汚れの問題も解決し、快適な生活を送ることができます。是非、実践してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。