【なぜ必要？】クリーニングの汗抜きの効果を解説｜適切な頻度と料金比較

この記事を読むと、上記の悩みを解決できます。

クリーニングには「汗抜き加工」というオプションがありますが、クリーニングを日常的に使う人の中にも、その必要性や効果を知らない人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事ではクリーニングの汗抜きの効果や必要性について、さらに知らないとヤバい危険性まで、汗抜き加工を聞いた人でも理解できるように詳しく解説します。

この記事を読めば汗抜きのメリット・デメリットが分かり、クリーニングを頼むときの迷いがなくなります。

クリーニングの汗抜きとは？

汗抜き加工とは、洋服に染み込んだ汗を落とす加工のことです。

クリーニング店で一般的に使われるドライクリーニングは、油溶性の汚れを落とすことに適していますが、逆に汗など水溶性の汚れを落とすことはできません。

ドライクリーニングでは汗抜きできない？

ドライクリーニングは、クリーニング屋で最も一般的な洗い方ですが、ドライクリーニングだけでは汗を落とすことはできません。

ドライクリーニングで落とせるのは、皮脂などの油汚れ。

汗抜き加工は、ドライクリーニングでは落としきれない水溶性の汚れを落とすための手法です。

汗抜きにも種類があった？

汗抜きをする方法は、汗抜き加工とウエットクリーニングの2種類があります。

	汗抜き加工	ウエットクリーニング
洗い方	特殊な溶剤で洗う	水を使って洗う
メリット	色落ち・型崩れ・縮みが少ない 料金は安い	洗浄力が高い
デメリット	洗浄効果がウエットクリーニングの3割ほど	仕上がりが技術に左右される 料金が高い

汗抜き加工とは

汗抜き加工は、特殊な溶剤を使用して汗を落とす方法です。

汗抜き加工は料金が安く、水を使わないことで色落ち・型崩れ・縮みが少ないメリットがあります。

ただし、洗浄効果は水を使うウエットクリーニングの3割ほど。

一般的にドライクリーニングのオプションとして、提供されるサービスです。

ウエットクリーニングとは

ウエットクリーニングは、水を使って汗を落とす方法です。

汗抜き加工と比べ、汗など水溶性の汚れに対する効果が高く、洗浄力が高い。

ただし、ウエットクリーニングは料金が高く、仕上がりも遅くなります。

また、高い技術を要求されるため、ウエットクリーニングを扱えるクリーニング店が少ないこともデメリットですね。

クリーニング汗抜きの頻度とは？

汗抜きは洋服の汗汚れを落とす最適な方法ですが、頻度が多すぎると逆に衣類が傷むので注意しましょう。

結論をいうと汗抜きの頻度は、ワンシーズンに1回で十分です。

汗をよくかく夏であれば、2週間～1ヶ月に一回。

汗抜き加工のメリット3つ【効果を解説】

汗の臭いや汗染みを消せる

ドライクリーニングだけではすべての汗を落としきることができないため、一見きれいになった衣類には、生地には汗が残っています。

洋服に残った汗から雑菌が繁殖して、臭いの元になります。

黄ばみを予防できる

特にシャツをきるサラリーマンは、襟や脇に黄ばみが発生しているのを見たことがありませんか？

衣類の黄ばみの原因は、汗に含まれる「リポフスチン」という色素成分です。

落としきれない衣服の汗が酸化することにより、リポフスチンが酸化して、あの黄ばみが発生します。

なので、黄ばみの予防に汗抜きは必要になります。

「黄ばむから、私ワキガ？」と思うのは間違いです。

黄ばみは汗に含まれている成分の酸化なので、これだけでワキガかどうか判断はできません。

カビや虫食いを予防できる

クローゼットは、カビが繁殖しやすい気温や湿度になっています。

カビが発生しやすい温度・湿度

気温：20〜30℃
湿度：70〜80％

通気性の悪いクローゼットに汗の汚れが残った洋服を入れておくと、カビが発生する確率が高まります。

さらに、汗の汚れ成分はカツオブシムシの好物。なので、汗の汚れを放っておくと虫食いの原因に！

汗抜きの加工のデメリット2つ

汗抜きは別料金

汗抜きには、ウエットクリーニングと汗抜き加工の2種類があります。

汗抜き加工は、一般的に通常のドライクリーニングに有料オプションとして追加。

ウエットクリーニングは、本来ドライクリーニング限定の衣類を水洗いするので、技術や設備が必要になり料金は高額になります。

ウエットクリーニングの料金については、記事後半のおすすめ宅配クリーニングを参照してください。

受け取りまでに時間がかかる

汗抜きは種類により、受け取りの時間が違いますが、どちらも通常のクリーニングより時間が必要。

汗抜き加工は、通常のドライクリーニングをしてから汗抜き加工の作業をするので、作業工程が長くなり結果的に受け取りまで時間がかかります。

ウエットクリーニングも、専門のスタッフが一着ずつ手作業で仕上がりするため、必然的に受け取りまでの日数が伸びてしまいます。

汗抜きの注意点とは？

汗抜きできないものがある

自分で行う場合には、素材によっては汗抜きができないものや、汗抜き剤が合わない衣類をしっかりチェックしましょうね。

汗抜き剤には強い薬剤が含まれていることがあり、素材を傷つけたり、色あせさせたりすることがあります。

特に塩素系漂白剤は、酸素系漂白剤よりも漂白する力が強いため、色あせやウールやシルクの黄ばみを発生させることが多い！

塩素系漂白剤OK

綿、麻、ポリエステル、アクリル

塩素系漂白剤NG

ウール、絹、ナイロン、ポリウレタン

混ぜるな危険！塩素系漂白剤

汗抜き剤に含まれる薬剤が肌に刺激を与えることがあるため、使用時には手袋を着用するなどの注意が必要です。

また、塩素系漂白剤にトイレ用などの酸性の洗剤を混ぜると有毒ガスが発生し、吸器系に影響を与える場合があります。

大変危険なので、絶対に混ぜないようにしてください。

信頼できるクリーニング業者を選ぶ

また、専門のクリーニング店で行う場合にも、汗抜きによっては素材にダメージを与えたり色落ちや色移りが起こる可能性があります。

信頼できるクリーニング店を選び、素材や染料の特性を考慮した、丁寧な汗抜き処理を行うことが大切です。

【汗抜きならここで決まり！】おすすめ宅配クリーニング5選

宅配クリーニング	形式	汗抜き方法	汗抜き料金	料金目安	送料	会費	保管	最短納期	コンビニ集荷	再仕上げ期間	公式サイト
クリーニングモンスター	パック型	汗抜き加工	無料	衣類5点:9,790円 （1,484円/着） ＋1点無料なので、6点計算	無料 北海道・一部離島：2,000円、沖縄：4,000円	無料	No	4日後	OK	30日以内	詳細を見る
リナビス	パック型	汗抜き加工	550円/着 キャンペーン中は無料	衣類5点:9,450円 （1,890円/着）	無料 北海道・一部離島：2,060円、沖縄：6,050円	無料	最長12ヶ月無料	5日後	ヤマト運輸：OK 佐川急便：NO コースにより運送業者が異なります。	7日以内	詳細を見る
ルッソ	パック型	汗抜き加工 ウエットクリーニング	ウエットクリーニングは、880円/着	衣類5点:12,980円 （2,596円/着）	無料 北海道、離島：2,200円 沖縄：5,500円（税込）	無料	最長12ヶ月 衣類コースに保管料金を1,000円プラス	8日後	ヤマトの１４０サイズor１６０サイズが良いならOK	お客さんの希望に出来るだけ沿う。品物の状況によっても違う。	詳細を見る
キレイナ	一点型	ウエットクリーニング（水洗い）	無料	シャツ:2,750円 ジャケット:4,400円	片道：1,100円 往復：2,200円	無料	最長9ヶ月 2,200円/着	2週間	NO	30日以内	詳細を見る
ワードローブトリートメント	一点型	ウエットクリーニング（水洗い）	無料	シャツ:3,800円 ジャケット:5,900円	2,000円 北海道・沖縄地区・離島は送料無料不可	無料	最長7ヶ月 1,320円/着 着物、革、毛皮類、ウェディングドレス:2,200円/着	2週間	NO	6ヶ月以内	詳細を見る

【汗抜き無料！】豊富なオプションが評判のクリーニングモンスター

他店では一着500円～の汗抜き加工が、いつでも無料。

パック型なので、衣類をまとめて汗抜きしたい人におすすめ！

キャンペーン期間中は汗抜き無料！リナビス

リナビスは、会員数は17万人と多くの支持を得ています。

キャンペーン期間中は汗抜き加工が無料なので、ホームページをチェック！

通常パックの他にも、スーツ上下6点の汗抜き加工が無料の「ビジネススーツコース」もおすすめ。

【まとめて水洗いをしたいなら！】ルッソ

検品には、しみ抜きをする修復師も加わり、最適な洗い方を検討します。

【洗濯表示が無くても大丈夫！】キレイナ

キレイナはもともと、ドレス・着物舞台衣装など特殊衣装のクリーニングの専門会社。

複雑な構造の衣類をクリーニングできる技術で、預けた洋服も丁寧に水洗いしてくれます。

【最高の品質を求めるなら】ワードローブトリートメント

ハイブランドの衣類やオーダースーツなど、自分の大切な衣類を安心して任せられる。

一般のクリーニング店では断られる「すでに黄ばんでいる衣類」もOK。

クリーニングの汗抜きまとめ

今回の内容のおさらいです。

汗抜きをせずに保管するとカビや虫食いの原因となります。通常のクリーニングでは水溶性の汗まで落としきることはできません。

衣類を長持ちさせる手段として、汗抜きは必要です。